こんにちは!
またまた久しぶりのブログ更新になってしまいました。
3月28日に無事日本に帰国し7か月に及ぶ私の南アフリカ留学も終わってしまいました。留学の最後にコロナウイルスの影響による世界的混乱に巻き込まれ、こんな形で留学が終了するとは思いもしませんでした。つくづく人生には思いがけない事が起こるものなのだと思い知らされました。
南アフリカは3月27日に日付が変わると同時にロックダウンが実施されると政府の発表がありました。その発表はロックダウン実行の4日くらい前だったと思います。とても急な発表でした。なので26日中に飛行機に乗れなければ南アフリカを出国する事が出来ず、当初発表されていた4月中旬頃まで約3週間出国が不可能になります。(現在も期間は延長されロックダウン中です。)しかも、外出は原則できません。買い物と病院に行くだけです。交通機関は朝と夕方の4時間づつのみ。病院や買い物に利用するだけですが。違反者は逮捕されてしまいます。
世界中が次々とロックダウンされ世界の空港が閉鎖されていきました。日本で購入した往復チケットの日程がロックダウン後のチケットで使用できませんでした。このチケットは諦めました。買い替えが出来なかったので新しいチケットを購入しました。が、そのチケットも翌々日に経由地のドバイが閉鎖になり使えなくなりました。(このチケットは帰国後払い戻し出来ました。)日本へ帰国するためにポートエリザベスからケープタウン国際空港へ移動してきたのに、この混乱でチケット入手に再び奔走し続け空港近くのホテルに3日間も滞在する事になってしまいました。最終的には25日(ロックダウンの前日)にHISスタッフの協力のもとヨハネスブルグへ行きオランダ経由成田行きのチケットを購入する事が出来、帰国が出来る事になりました。
3月26日、ケープタウン→ヨハネスブルグ・タンボ国際空港/22時55分発→オランダ・アムステルダム→成田国際空港のチケットを手にしてロックダウン直前の出国最終便で南アフリカを出る事が出来ました。実際に飛行機が離陸したのは日付が変わる30分前でした。理由はチケットの無いウェイティングリスト待ちの人達を可能な限り乗せる為ギリギリまで対応していたからです。なので、チケットのある人は予定時刻より早くチェックインをさせて空席が1つも無い状態にしていました。
離陸の瞬間までは南アフリカを出国できるのか100%信じられなかったのでヨハネスブルク空港を飛び立って飛行機の窓からヨハネスブルグの街の灯が小さくなっていくのを見て本当に日本に帰れるんだと喜びで胸が一杯でした。
楽しかった南アフリカ生活でしたが、日本に帰れなくなった最悪の状況を想像すると怖かった…日本に早く帰りたい一心でした。
経由地オランダ・アムステルダム空港でもハプニングが。成田行きの搭乗ゲートに搭乗手続き開始時間30分くらい前に行ったら便がキャンセルになっているではありませんか!もう、ビックリしてあの時の落胆と言ったら言い表せません。結果、イギリス・ロンドン行きの便へ振替になりロンドン・ヒースロー空港へ。日本が遠くなっていく…しかし、ロンドンからはANAの羽田行きの便だったので絶対に帰国出来ると安心しました。きっと、アムステルダムから成田行きだと乗客が少ないのであの辺りにいる日本行きの人はロンドンに集められたのではないかと思いました。アムステルダム空港もロンドン・ヒースロー空港もとても巨大な空港でしたが、9割くらいの航空会社が閉まっていて、店もほぼ閉まっていてガランとしていてる光景は異様な感じでした。
羽田空港到着時も大混雑。検疫で随分待たされましたが日本に帰国出来たのでとてもほっとしていました。
ケープタウンから羽田到着まで飛行機の搭乗待ちを含めて38時間くらい掛かったのではないでしょうか。本当に日本まで遠かった…
因みに、私のスタディービザの期限が3月31日に切れる事もあり、万が一チケット入手が出来なかった場合を考え、ケープタウンで日本領事館へ問い合わせに行きました。その場合不法滞在者になってしまうのか?ビザ延長のためにサポートしてもらえないのかと。答えはNOでした。チケット入手に努めなさいと言われました。念のためビザ申請代行所のホームアフェアーズを教えてもらい行ってみました。しかし、ものすごい人でとてもその日に手続きが出来るような状況ではありませんでした。受付の人がビザ申請所へ行くべきだと言うので、そちらに行ったのですが、申請はスマホでまず入力してエントリーしてからでないとダメだと言われました。スタッフの言ってる事も良く理解できず、しかもスマホの申請エントリー画面も全て英語で難しくて理解できずもう絶望的な気持ちになりました。本当に、なんとしてもチケットを購入しなくては大変なことになると。ここも諦めて、すぐにUberで空港に戻りチケット入手に再びチャレンジしました。Uberの運転手にこの泣きたくなる状況を話したりして気持ちを立てなおしました。不法滞在者になってしまった場合の心配をしていたら、運転手曰く、「この国には不法滞在者なんて一杯いるよ。」と言っていましたが、そういう訳にはいかないんだよな~って思っちゃいました。
帰国した頃は桜が満開でした。
自宅近くで桜を眺め「あ~、やっぱり日本はいいなぁ」としみじみ思いました。
あれから1か月半が過ぎました。
2週間の自宅待機期間中は私の荷物の整理の他、家中の整理、大掃除をしたりして過ごしていました。また有り難い事に新しい仕事も見つける事が出来、新しい生活が始まりました。
今年の1月11日に観光客の多い大都市ケープタウンからポートエリザベスに移動してからのブログを書けていなかったので少しづつ書いていこうと思ってます。
理由はポートエリザベスではプール付きの大きな家の離れの家にホームステイしていました。が、母屋からのWiFiが届かず2週間ほどパソコンが使えませんでした。ホストマザーが改善してくれて使えるようになって快適な生活になってしばらくしたら、今度は計画停電が始まりました。1日2回から3回。1回2時間の停電です。停電後はWiFiが安定せず苦労しました。そんなこともあり、ブログを書く事が遠のいてしまいました。
南アフリカ国内にある外国、レソト旅行、インド人の多い街ダーバン、ナイズナ、ポートエリザベスの町探索、などなど…楽しい旅をしてきたのでぜひ楽しみにしていてください!
あと、今回の帰国の際にはHISのスタッフの協力のお陰で何とかチケット購入する事が出来、帰国することが出来ました。スタッフの皆さんには言葉に言い表せないくらい大変お世話になり心から感謝しております。
では、今日はこの辺で。